今着ている服の繊維はなんですか?
普段お洗濯をする方は注意して確認していると思いますが、ひとつに繊維といっても色々あります。
繊維は2種類あります。
植物や動物からとれる天然繊維とナイロン・ポリエステルなど人工的に作り出した化学繊維です。
今日は衣服に広く利用されている天然繊維「コットン」に焦点を当てたいと思います。
コットンがどのようにして出来ているかご存知ですか?
見る機会があまりないかもしれませんね。ちなみにこんな感じです。
花はアオイ科。野菜のオクラと同じですよ!
一方はふわふわ、一方はねばねば・・・。なんとも不思議です。
このふわふわの木綿の中に種が入っています。
ちなみにこの種子のある状態が「棉」、取り除いてしまったものを「綿」というそうです。
(どちらも読みは めん です)
・肌触りが良い。
・吸水性が良い。
・熱に強くて丈夫。
・アルカリに強い。
・水に濡れることで強度が増し洗濯に強くなる。
・染色性や発色性に優れている。
・吸湿性が良い。
・染色性が良い。
・通気性が良く涼しい。
・厚手にすれば温かい。
・価格が安価なものが多い。
・皺になりやすい。
・水に濡れると地の目方向に縮む(一旦縮むとそれ以上は縮まない)。
・乾きが遅い。
・長時間日光に当たると黄変する。
・強い酸に弱い。
コットン100%は肌に対する刺激が少ないので赤ちゃんはもちろん、デリケートゾーンなどにもぴったりな素材といえるでしょう。
まずは洗濯表示を確認しましょう。
コットンは短所で述べたとおりシワになりやすいです。
さらに色落ちもしやすいため大切なお洋服は洗濯機で洗わずに手洗いしたほうが無難といえそうです。
どうしても難しい衣類の場合はクリーニングに出してしまうほうが安心かもしれません。
やはりお洋服も長く着ようと思ったらそれなりに気を遣いますね・・・。
どんなに綺麗な顔をしていても衣類の乱れは見苦しいですから、細部まで気を抜かずにがんばりましょう。
最後に、個人的に面白いと思った絵です。
バロメッツ
中世末期に木綿が貿易によって北ヨーロッパにもたらされたが、それが植物性だということ以外詳しい製法は伝わらなかった。そのため、ウールに似ていることから、北ヨーロッパの人々は羊のなる植物があるのだろうと想像した。1350年、ジョン・マンデヴィルは今となっては奇妙な話だが、「(インドには)枝先に小さな子羊がなる素晴らしい木が生えている。枝はとてもしなやかで、子羊が空腹になると枝が屈んで草を食むことができる」と書き記した。
なるほど。
たしかにあのふわふわしたのがまさかあんなふうに植物からできるとは到底思えないですもんね。
それにしてもかわいいです。このまま草を食べるんですね。
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