夏の定番、カンカン帽

夏の定番、カンカン帽

暑くなるこの時期、夏用の帽子が欲しくなります。

 

2017年流行の帽子は数年前から人気継続中のカンカン帽、パナマ帽、スポーティーなキャップ、マリンキャスケットだそうですよ。

 

今日は定番になったカンカン帽に焦点を当てたいと思いますが、皆さんの中でカンカン帽とはどんなイメージでしょうか。
女優さんの誰か?モデルの誰か?はたまた歌手の誰か?
ちなみに私のカンカン帽のイメージは某人気アニメの主人公がかぶっていたものです。

 

当時この帽子の名前を知らないとき、勝手に雫帽と呼んでいました。
・・誰だか想像つきましたか?
小説家を目指す少女とバイオリン職人を目指す少年の恋物語のあれです!

 

上で数年前から人気継続中と書きましたが、このアニメが公開されたのは1995年の夏のこと。カンカン帽の流行はもっと長いものかもしれません。

 

 

カンカン帽の歴史

カンカン帽は西洋で生まれました。
もともとファッションではなく水兵や船の漕ぎ手の男性のために作られたものだそうです。
そのため、水に塗れても型崩れなく丈夫に長持ちするように麦藁を平たくプレスして糊やニスなどを塗り、固く仕上げていました。

 

そんなカンカン帽が日本へ輸入されはじめたのは明治の末のことです。
その頃から男性の間で流行していたそうですが、大正に入ると洋装・和装問わずカンカン帽をかぶるスタイルがさらに大流行し、当時は「紳士たるもの外出時には帽子を着用するものだ」というのが常識だったそうです。

 

カンカン帽、というのはたたくと「カンカン」と音がするほど固い帽子であったことからその名がつきました。
確かに結構固いですよね。

 

ちなみに西洋では水兵などが使用していたので正装用ということはなかったそうですが、日本に洋装が入ってきたときに、紳士は正装時に帽子をかぶるものだと見たままを取り入れたそうなのでこのようにかぶっていたそうです。
だからさっき書きました「紳士たるもの外出時には帽子を着用するものだ」というのが常識になっていたのですね。

 

 

カンカン帽の流行

そもそも男性の間では明治時代から流行していたのですが、女性の間で爆発的に流行したのは2010年のことです。
ティーンズに人気の女性歌手がかぶっていたことがきっかけでした。

 

では、冒頭でお伝えした1995年の某アニメの主人公は2010年の流行を先取りしていた・・・?!
調べても詳しい文献がなく、分からないのですが、実は爆発的に人気とはいかずにずっと前から女性用も発売していたのかもしれません。
それがたまたま2010年をきっかけに現在まで長く流行し続けているということなのでしょうか。

 

どちらにせよ、1度購入するとあまり流行に左右されないので夏のマストアイテムとなりそうですね!
但しかぶり方で今年風、などあるようですのでその辺は毎年チェックしたほうがいいでしょう。

 

今年の夏もまたカンカン帽を楽しんでくださいね。

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