ギフトでも人気、ウェッジウッドの魅力

ギフトでも人気、ウェッジウッドの魅力

贈り物や結婚式の引き出物などに定番なウェッジウッド。
今日はそんなウェッジウッドについてのおはなしです。

 

 

有名なウェッジウッドの作品

伝統的なもので言うと、ストーンウェアの『ジャスパー』。

 

ジャスパー

 

 

世界で一番有名なうさぎが描かれた『ピーターラビット』。

 

ピーターラビット

 

 

可愛らしい模様の『ワイルドストロベリー』。

 

ワイルドストロベリー

 

 

そして美しい乳白色に幾何学模様の『インタグリオ』など。

 

インタグリオ

 

画像引用:WEGDWOOD公式サイト『インタグリオ ティーカップ&ソーサー』

 

テーブルウェアを中心にインテリアやジュエリーなど幅広く人気なウェッジウッドは「英国陶工の父」ジョサイア・ウェッジウッドによって設立されました。

 

 

英国陶工の父が歩んできた道

世界の人々を魅了し続け、今も食卓に彩りを加える「ウェッジウッド」
その父であるジョサイア・ウェッジウッドはイングランドスタフォードシャー州ストーク・オン・トレントのバーズレムで代々作陶に携わってきた陶器職人の家に誕生しました。

 

彼が9歳のとき、父を亡くし、工房を継いだ兄トーマスのもとで陶芸について学びます。
その修行が終わると、1754年には当時英国の最も偉大な陶工で、フェントンのマスターポッターであったトーマス・ウィルドンとの共同経営に入りました。

 

新しい釉薬などの研究に没頭していた彼は、このような言葉を残しています。

作品の胎土、上釉、色、形をたえず改良していこうと試みる時、我々を取り巻く大地は限りなく広がり、良い土は豊富にあり、労をおしまず努力する者には、その苦労にむくいる充分の恵がある。

引用:WEGDWOOD公式サイト「歴史と伝統」

そのこだわりが『ウェッジウッド』を世界で愛されるブランドへと成長させたのです。

 

 

こだわりの造形と製法

1766年、イギリスのシャーロット王妃をも魅了し、「Potter to Her Majesty(女王陛下の陶工)」を拝命したジョサイア。
クィーンズウェア、ブラックバサルトなどの名作をはじめ、精緻なレリーフで有名なジャスパーウェアはどのように造られたのでしょうか。
本日は「ジャスパーウェア」にスポットライトを当てたいと思います。

 

ジャスパーウェア

18世紀から継承される(伝統技法による)、ウェッジウッド オリジナルのストーンウェア。
優美な色合いや繊細なレリーフ装飾が特徴です。

 

ストーンウェアとは

陶芸用語で 炻器(せっき) のこと。
ヨーロッパで言われているストーンウェアとは、陶土を1100~1300の高温で硬く焼いた物。
吸水性がなく、指で弾くと高い澄んだ音になり保冷性・保温性に優れています。

 

 

多くは釉薬(焼く前に粘土等に塗り耐水性が増す)が掛けられていますが、世界的に有名なウェッジウッドのジャスパーウェアは無釉で製造されています。
ストーンウェアで有名なル・クルーゼ(LE CREUSET)の製品はつやっとした手触りに対し、 ジャスパーウェアは触るとざらっとした擦りガラスのような手触りをしています。

 

ジョサイアが数千回に渡り実験して実現させたこだわりのクラフトマンシップを感じさせられる美しい炻器のひとつです。

 

特徴的なあの凹凸で描かれたギリシア・ローマのモチーフはレリーフ(貼花)の装飾が一般的です。
レリーフ(貼花)とはモチーフを型で作り、これを本体とは別の粘土板に型押しして本体に張付ける技法のことです。
動画サイトなんかでも見れるので、興味のある方はぜひご覧ください。

 

「ジャスパーウェア」は多彩なカラーとラインナップが人気を集めています。
代表的なカラーはペールブルーですが、ピンクやベージュ、ブラックなどもあります。

 

現在までの全てのカラーを合わせるとなんと17色にも及びます。
ですが、中には決まった年にしか販売しないカラーや、数量限定生産などで惜しくも廃盤品になってしまった限定カラーなどもあるので気になったものは早めにチェックしていたほうがいいかもしれません。

 

美しい絵画のような作品の数々は使うのはもちろん、飾って眺めるだけでも優雅な気持ちになりますね。

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