幸せの象徴、ティファニー

幸せの象徴、ティファニー

はじまりは1937年9月14日。
アメリカ合衆国・ニューヨークのブロードウェイ259番地にチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングの二人がティファニーの前身である「ティファニー・アンド・ヤング」という会社を設立。
当時一般的だった時価ではなく、「各商品に値札をつけ値引き交渉に応じない」という革命的なポリシーを貫いて文房具や装飾品の販売をしていました。
それからきらびやかな装飾品が人気を呼び、ニューヨーク以外からも注目されるように なります。

 

1845年、ティファニーはブルーブックカタログ第1号を制作しました。
至極の宝飾品をいち早く見たい、また購入したいと望むコレクターは年1回発行されるこのブルーブックを心待ちにしていたようです。

 

1848年、フランスで起きた2月革命をきっかけに貴族から貴重な宝石を買い、宝石事業に進出します。
それが大成功し、アメリカで第一の宝石商という現在の地位に繋がります。

 

1851年、銀製品の製造を開始しスターリングシルバー基準(シルバーの純度基準)を925と1000に設定。これは後にアメリカの公式基準として採用されています。

 

 

ティファニー・カラーの誕生

1853年、チャールズ・ルイス・ティファニーは会社の全権を握り社名を今の「Tiffany&co.」に改称します。
本店の入り口にはギリシャ神話の巨人「アトラス」に支えられた大時計を設置、そしてこのとき初めてあの有名な ティファニーカラーをカンパニーカラーとして使用しました。

 

そしてティファニー製品を購入した人だけが手にすることのできる特別な包装箱を つくりたいと考え、ティファニーブルーボックスを考案しました。

 

このスカイブルーのカラーは春の訪れを告げるコマドリの卵からきています。
ヴィクトリア朝のイギリスでは土地や資産を記録する重要な台帳の表紙にコマドリの卵のカラーが使用されていました。
そのため、大切なものを表す色として使われています。また、青には古くから真実や高潔さの象徴でもありました。

 

以降時計事業にも進出し、スイスに工場を設立します。

 

 

有名なティファニーダイヤモンド

1878年に世界最大級にして最高級の287.42カラットのイエローダイヤモンドを購入、Dr.ジョージ・フレデリック・クンツが128.54カラットにカットします。
世界的にも有名なこのダイヤモンドは「ティファニー・ダイヤモンド」と名付けられ今は本店に展示されています。

 

1886年、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドが最も美しく輝くセッティング 「ティファニー・セッティング」をデザイン。
6本の細い爪でダイヤモンドを支える立て爪セッティングは現在エンゲージリングなどで主流とされています。

 

1967年、タンザニアで発掘された青色のザイサイトをタンザナイトと名付け、 売り出します。

 

 

映画の舞台へ

本店は1940年にニューヨークの5番街・57丁目に移転しました。

 

この店はオードリー・ヘプバーンが主演したかの有名な映画『ティファニーで朝食を』の舞台となりました。今は観光名所の一部として人気を集めています。
この『ティファニーで朝食を』の中でティファニーは女性の幸せの象徴として描かれていました。
(実際にこの5番街にあるティファニーは宝石店ですので食堂があるわけではないです。「ティファニーで朝食を食べるご身分で」という例えだそうです。)

 

最近では新広告のビジュアルモデルにレディーガガが起用されたり、なんと指輪を装着したイメージを確認できるアプリまで!
これからも進化を遂げていくティファニーに人々はますます釘付けになりそうです。

 

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